Hyperledger Fabric v1.4がLTS版としてリリース
2019/1/10付でHyperledger Fabric v1.4が正式リリースされました。そんでこれはLTS(Long Time Support)版であることがアナウンスされています。これはどういうことかというと;
Our policy to date has been to provide bug fix (patch) releases for our most recent major or minor release until the next major or minor release has been published. We plan to continue this policy for subsequent releases. However, for Hyperledger Fabric v1.4, the Fabric maintainers are pledging to provide bug fixes for a period of one year from the date of release.
This will likely result in a series of patch releases (v1.4.1, v1.4.2, …), where multiple fixes are bundled into a patch release.
とのことで、通常は最新のメジャー/マイナーリリースバージョンにしか不具合修正のパッチをリリースしないところ、このLTS版についてはリリース後1年間まではパッチリリースをしていくよ、ということです。
引用元はこちらのHLFv1.4公式ドキュメントのWhat's Newのところです: What’s new in v1.4 — hyperledger-fabricdocs master documentation
v1.4のRelease Candidateバージョンが出てきたときにはなんか新機能が地味だな。。。と思ってたんですが、LTSとして安定したバージョンにする意図があったためそういうことになったのかと納得しました。既に過去のv1.xバージョンを使っている場合も、v1.4アップグレード手順のドキュメントも用意されているので、可能であればv1.4にバージョンアップして運用していくのがよさそうです。やっていきましょう
Hyperledger Fabricのわりと進んでそうなユースケース4つ
"Hyperledger Fabric"っていちいち言うのも書くのも面倒だし"ファブリック"って発語すると"パブリック"と紛らわしいので"HLF"という略語を流行らせようとしてるんだおれは。流行れ!!!!!!!
もう使われはじめてるよ
「HLFって実際まだぜんぜん使われてなくない?実証実験だけでしょ?」的なことを聞かれることが多いのでとりあえず前回の記事でミッションクリティカルな金融サービスですでに本番利用されてるよ、ということを書いときました。
そんでHyperledgerの公式サイト見てたら以下の記事がありました。Hyperledgerで開発されているさまざまなプロダクトのユースケースが6つ紹介されています。 www.hyperledger.org
記事によればこれらは"are in production today"らしいですが、マジの商用本番利用が始まってるのかPreview/Beta的な扱いなのかはちょっとよくわからない。うち4つがHLFを利用している模様です、それらを以下に要約します。
続きを読むDLTベースの外為取引のネッティングサービスCLSNetがローンチ
12月になったのでことしはもうだめです、いっしゅんで終わります
CLSNetがローンチ
CLSNetのProduction(本番、商用)サービスが稼働したというニュースが出ていました。
CLSのリリース:CLS’s DLT payment netting service goes live with Goldman Sachs and Morgan Stanley | CLS Group
日本語記事(翻訳がぎくしゃくしていて読みづらい):CLSNetのDLT決済双務サービスをゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが運用開始 | CLSのプレスリリース | 共同通信PRワイヤー
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