空谷に吼える

ブロックチェーン/DLTまわりのなにかしらを書いていく所存

Hyperledger Fabricを使ったシステム設計の入門ガイド的な資料を公開

去る2019/3/28(木)に開催した「OCHaCafe #4 Hyperledger Fabricアプリケーション設計入門ガイド」でしゃべった資料を公開しました。

OCHaCafe#4 - Hyperledger Fabricアプリケーション設計入門ガイド - connpass

資料は↓です。当日時間の都合上端折ったスライドを復活+おまけとしてトランザクションフローの詳細な説明とChaincodeのTips & タブーの資料を追加しています。

speakerdeck.com

本編はコンソーシアムで使うシステムを設計する際の独特な難しさにフォーカスしており、また、そのような設計を行う前提としてHyperledger Fabricについて必ず理解しておかなければならないことも説明しているので、トータルでかなりお役立ちな内容になっているかと思います。

これからHLFのお勉強を始めるよ、とかなにやら設計しないとならん、という方々にぜひ資料を活用してジャンプスタートしていただければと思います。どんどんやっていきましょう。

Samsung SDSがHyperledger Fabricのトランザクション処理性能高速化ツールを開発

Samsung SDSがHyperledger Fabricのトランザクション処理性能を(さらに)高速にするツールを開発したよ、というニュースが出ていました。

www.ledgerinsights.com

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Chaincode内での非-決定論的挙動のタブーと信頼可能なタイムスタンプを台帳に記録する方法

なんの話

  • Chaincode内に非-決定論的なロジックを作り込むとコンセンサス取れなくなって死ぬ
  • 信頼可能な(都合よく偽れない)タイムスタンプを台帳上に記録するためのいくつかの方法
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Hyperledger Fabric v1.4がLTS版としてリリース

2019/1/10付でHyperledger Fabric v1.4が正式リリースされました。そんでこれはLTS(Long Time Support)版であることがアナウンスされています。これはどういうことかというと;

Our policy to date has been to provide bug fix (patch) releases for our most recent major or minor release until the next major or minor release has been published. We plan to continue this policy for subsequent releases. However, for Hyperledger Fabric v1.4, the Fabric maintainers are pledging to provide bug fixes for a period of one year from the date of release.
This will likely result in a series of patch releases (v1.4.1, v1.4.2, …), where multiple fixes are bundled into a patch release.

とのことで、通常は最新のメジャー/マイナーリリースバージョンにしか不具合修正のパッチをリリースしないところ、このLTS版についてはリリース後1年間まではパッチリリースをしていくよ、ということです。

引用元はこちらのHLFv1.4公式ドキュメントのWhat's Newのところです: What’s new in v1.4 — hyperledger-fabricdocs master documentation

v1.4のRelease Candidateバージョンが出てきたときにはなんか新機能が地味だな。。。と思ってたんですが、LTSとして安定したバージョンにする意図があったためそういうことになったのかと納得しました。既に過去のv1.xバージョンを使っている場合も、v1.4アップグレード手順のドキュメントも用意されているので、可能であればv1.4にバージョンアップして運用していくのがよさそうです。やっていきましょう

Hyperledger SawtoothのコンセンサスアルゴリズムPoETをお勉強

みなさん初詣の願いごとは「Netflix水曜どうでしょうクラシックのアーカイブを増やしてくれますように」でいきましょう

なんの話

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Oracle Blockchain Cloud ServiceのリッチヒストリーDB使ってみた

もういくつ寝るとお正月です、やっていきましょう

解説したこと&やったこと

  • Oracle Blockchain Cloud Service(OBCS)のリッチヒストリーDB機能を解説
  • OBCSでリッチヒストリーDBへの連携を構成して利用してみる
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Oracle CloudでOBCSのリッチヒストリーDB連携用のOCI Database作成してみた

本日はふとんから出ずにインスタンスを作成する、ブログを書く、出前を注文するなどしています

やったこと

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